なっちゃん

なっちゃん、という子どもがいる。
出会って一ヵ月半経った今日、彼女が初めて私に手渡したものがある。それは、一時間半かけて完成させた課題ノート。初めて自分から机に向かい、わざわざ「課題はここの部分をやれば良いですか?」と質問をしに来、そして。。。
夜、密かに一人で祝杯をあげた(甘酒で)。私の力でどうにかなったわけではもちろんない。他の先生方も同じ気持ちだっただろう。でも、そうせずにはいられなかった。

偶然にも、彼女の名前は、私に教職を志すきっかけを与えた人のそれと同じだった。