2006-01-01から1年間の記事一覧

なぜか特別な日

どうして大晦日はこうも、そわそわした気持ちになるのだろう。いつもと変わらない時間の流れ、日が沈んで昇って、ただそれだけのことなのに。 今年は戌年、年女だったということもあって、なんだか年が明けるのが惜しいような気持ちです。苦しかったような楽…

冬らしい

ほんとに今夜はいい天気…。空気も冷たく澄んでいて、これぞ冬、です。 朝は、陽が射しているな油断して綿のカーディガンを羽織っただけででかけたら、指先がチリチリと痛むほど冷たさを感じました。これにもまた、「ああ、冬だなぁ。」と、季節を感じられる…

お日さま、ありがとう。

寒い冬の朝は、こんな晴れた空にほっとする。一日の始まりに希望を感じる。 お日さま、ありがとう、と言いたくなる。

母と日本文化の”テンポ”

お正月に、母が着物を着せてくれることになった。正確には、帯を結んでくれることになった。着物を着られることも嬉しいが、母が着せてくれることはもっと嬉しい。というより、母が着せようとしてくれることが嬉しい。 母は、どちらかと言うと日本の文化*1な…

信じられなくて、ごめんね

いつもなるべく綺麗な心でいようと思うのだけれど、そのためにはかなり自分をガードして生活している、みたい。傷付きたくないからね。 大学時代の友人から2年半ぶりに電話がかかってきたことがある。それは、嬉いことだった。とても仲が良かった、とは言え…

夜空を見上げる

朝も暗い内から、元日に発売される予定の中村中さん初アルバム*1の情報を検索していたらば。夏に上演があった『Radiogenic リーディングスペクタクル 優雅な秘密』*2のDVDが発売されるとのこと。 右近さんと春猿さん、段治郎さんの力にぐいぐい引き込まれて…

十二月大歌舞伎 夜の部

『神霊矢口渡』 これは…祟られそう。帰りに思わず、お稲荷さんの外から手を合わせてしまった。 家の中には、よく見えないけれど神棚があったようだ。 菊之助さんお舟が可愛すぎる! 相手に気のない濡れ場より、クドキにはドキドキもの。声の調子も戻っていら…

吉例顔見世 その4(昼の部・千秋楽)

どうしてももう一度観ておきたくて、昼の部の二幕目のみ幕見。すでに、立ち見でした。 祖父母のような年代の方とお話したりあちこちのブログを読んでいると、「あの時の、あの役者の、あの芝居が良かった。」なんて話を聞かせて(読ませて)いただけて、羨ま…

11月 歌舞伎の記録 一覧

ああ〜。終わってしまったな、11月*1。なんて早かったんでしょう。今からでも銀座に走って行きたい衝動に駆られます。 感動が薄れていかないうちに記録しておきたいのですが。 今のところ、公開してあるものです。順次更新。いつものことではありますが、「…

新橋演舞場花形歌舞伎 その3(夜の部)

初日以来の観劇、繰り返してみること自体が贅沢なのだが、演舞場やお芝居が”懐かしく”感じられる。 その他の記録 『時今也桔梗旗揚』

ほっとくと、過ぎていく毎日にたくさんの感謝を置き去りにしてしまいそう。 歌舞伎座ゲストとして私のつたないホスト振りを盛り上げてくれた二人の友人。 笑って、子どもみたいな贈り物を受け取ってくれた人。 原点に立ち返らせ、同じ目標を持つ先輩と同輩と…

吉例顔見世大歌舞伎 その2(昼の部)

友人の友人、が歌舞伎を観てみたいとのことで、ホスト役を引き受けました。いろいろ相談するうちに一等花道外、しかも七三真横。お昼はかぶきそばで天重、というなんとも贅沢なツアーとなりました。その他の記録 - 通し狂言 伽羅先代萩 『花水橋の場』 福助…

プロ論。

読んじゃいました。就職が決まったばかりの今、また求人雑誌を買うのは気が重かったけれど、春猿さんの話からは必ず学ぶものがある、いつも。そう思って帰り道の駅売店で手にしました。 私にとって"もうひとつ"の夢の世界である歌舞伎の舞台。そこにいる春猿…

清んでいるひととき

青く清んで、高いたかい空。広い空間があるのを感じる。 木々の葉、枝までもがはっきりと見えて、なんだか心まで清んでいるような気がする。 雲は浮かぶ。空に、貼り付かずにふわりふわりと浮かんでいる。 黄色くなりきらない銀杏の葉から、木漏れ日がさす。…

吉例顔見世 その1(昼の部)

「伽羅先代萩」通し すごい。大きなうねりが幕見席までをさらって行った。その他の記録

佐保姫

今朝は早起きして、笑三郎さんの邦楽ジョッキーを聞いていました。 今週のゲスト(!?)は紅葉の神・竜田姫と桜の神・佐保姫の姉妹という設定。あれ? 佐保姫は椿の神だと思っていましたが、そうではないのかな? リストランテのオーナーシェフ役や今様歌舞伎…

新橋演舞場花形歌舞伎 その2(初日・夜の部)

17日記 記録が遅くなったので、進行など間違えているところがあったらお許しください。。。というより、忘れてしまっていたらもったいないな・・・。その他の記録 『時今也桔梗旗揚』 この演目、新作に近いものかと思っていました。史実と照らし合わせると、…

新橋演舞場花形歌舞伎 その1 (初日・昼の部)

初めての演舞場*1、そして今度連れて行く友人もここを読んでくれるというので、レポ形式も交えながら。まだ初日ですが、そんなに”ネタバレ”を心配する部分もないと思うので詳細になるかもしれません。その他の記録 日比谷線の一番前に乗って出口を登ると、一…

演舞場のお稲荷さま

花形歌舞伎初日に行って参りました。感想はまた書くとして、お稲荷さんのことだけ。 新橋演舞場のお稲荷さんは、入口右手の駐車場脇にあります。こんな所でいいの? と思いながらお参りしました。今日一日、幸せに舞台に浸れたことへの感謝と、これからの安…

こうもり?今夜は雲が出ていて星が見えません。 …と、闇夜に黒いものがひとつ、ふうわりと。あれはカラス…ではなくて、もしかしてこうもり!?

歌舞伎・番外編 〜番附〜

一昨日、大阪の松竹座から『染模様恩愛御書』の番附*1が届きました。封筒から出すなり表紙が燃えていて、ついつい胸が高鳴ってしまいます。 松竹に電話をした時のお姉さんとの会話。「あの、筋書を送っていただきたいのですが、可能でしょうか。」「はい、番…

何かを伝える舞台

友人と一緒に、母校(高校)の文化祭に行ってきました。中学生の頃から一緒に歌を勉強してきた友人なのでまず合唱部の公演へ。それから、私が所属していた人形劇部の発表へ。 演目は少し前に映画化された『あらしのよるに』で、一時間近くの大作。もともと、…

紫派藤間流舞踊会 第一日目

朝から晩まで。客席も強行軍でした。踊りのことはわからないし、踊りの先生方のこともわかりませんので失礼があるも知れませんが、第一報です。 嬉しかったこと…猿之助さんがいらしていました。少なくとも夜の部半分以上ご覧になっていたから、お疲れではな…

十月大歌舞伎 その4 千穐楽

『髪結新三』 ああ、楽しかった。幸せだった。 今、NHK『きよしとこの夜』に勘太郎さんが出ていらっしゃいます。立派になったなぁ・・・。私が大人になったんだから、勘太郎さんも立派になられるはずです、はい。 あ、ロビーで落語家の桂歌丸さんをお見かけ…

見上げると

いつも同じところに見える、星。 あなたはいつも、そこにいてくれるのね、と想う。たとえそれが、限られた季節のものだとしても。 私は、幸せだ。

13日の金曜日

突然ですが、問題です。 一年のうちに、”13日の金曜日”は必ず巡ってくる。 さて、これはほんとうでしょうか? ・・・ひっかけでも頓智でもなく、ただの算数の問題です。

蔓の模様

写真だけアップして、文章を入れていませんでした。あっという間に週末です。13日追記 さてこの写真、眼鏡の蔓です、ご覧の通り。5年ほど前に作ったのだったと思いますが、母に奮発してもらってバーバリーブランドを。両側の蔓が一部、バーバリー柄になって…

風景印

風景印を、ご存知でしょうか・・・って、ご存知でしょうかなんて失礼ですね。 郵便を出す時に、ポストに入れずに窓口でお願いすると押してもらえる、郵便局に固有の消印です。この写真は、昨年の夏に宮島へ旅行した時のもの。記念に、自分宛にはがきを送って…

芸術祭十月大歌舞伎 その2(夜の部)

10月21日追記 『髪結新三』 幸四郎さんは失礼ながら、拝見しているといつのまにか眉間にしわを寄せていることに気付く演技が多く苦手だった。のだが、新三は観やすかった。適当な軽さと、悪さと、そして幸四郎さんのどこかひとつある重さ、そんな感じかな。…

芸術祭十月大歌舞伎 その1(夜の部)

初・生忠臣蔵です。先月国立劇場で行われた文楽鑑賞の前に、関容子さんの『芸づくし忠臣蔵』を読み通してみました。これはなかなか内容がたっぷり。おかげで、「ここでは何を考えて演じておられるのだろう」などと考えながら、集中して観ることができました。…