2005-01-01から1年間の記事一覧
今朝ワイドショーでやっていた、総選挙特集。 とある旧軍港にて「やっぱりこれから考えなくちゃいけないのは戦争と平和の問題とか・・・。」 ここにもいたか。戦争さえしなきゃいいんでしょ、という態度のおじさん・・・は失礼か。おにーさん???
思ったより小さかった、原爆ドーム。街の中に、まるでちょこんと乗せられたかのようだった。小さいけれど、大きなメッセージを、平和への願いを、伝え続けている。 写真はこちら。 ね、小さいでしょ? 近くで見ると、こんながれき。保存しているのね、そこに…
市内の観光バスでガイドしてくれたお姉さんが、言っていたのだ。広島には、歴史的建造物とか、観光するものはありません。原爆で全て壊されたから。原爆が落ちなければきっと、(毛利の城下町だし)たくさんあったはずです。でも、原爆のおかげで平和として観…
「爆心地の話をつたえてくれる人は、いません。」 大江健三郎『ヒロシマ・ノート』より。ページをめくったら、この言葉。そうなのだ。 ”爆心地200メートル以内にいた人達は、光を感じるまもなく即死したでしょう”との記述。どこかで読んだけれど、そんなこと…
今日は終戦の日。だからといって、とりたてて何かをしたわけでもない。正午にちょうど教会の鐘を聞いたが、黙祷をしたわけでもない。夕方、人間魚雷の回天について特集をしていた。 「あの時代はね、大事な人や故郷を守るためだったら死ぬしかない、それが普…
広島の平和祈念資料館HPを見た。 子ども向けコンテンツの中に「21世紀のサダコストーリー」というアニメーションがあり、だんだんと引き込まれてしまった。中でも印象に残ったのが、この台詞。「あの日も広島の人たちは、いつもと同じ朝を迎えたんだ。」何と…
祖母が来た。珍しく、子どもの頃の戦争体験を話してくれた。北朝鮮のニュース、映像を見たからだっただろうか。 「考え方を全部押し付けられてね。なんだか判らないけど殴られるの、あれがすごくいやだったのよ。」母が、訊いた。「広島の原爆の日、宇和島に…
うだるような暑さ、とはこのことだろうか。 体温が上がってしまって、自力では調節できず、どうしようもない。数分毎にお茶を飲み、水を浴び、ひたすら寝ていた。ふと、昨日見た展示が思い出された。「熱い」「水を下さい」・・・。 夏だ。熱いのは火だけで…
戦争の「恐しさ」というより「悲しみ」、 平和の「大切さ」というより「希求」。 吉永さんの「慟哭」には、すごみすら感じられた。のどからしぼり出すような、さけぶような、かすれた声。母の悲しみ。 彼女のlife workが朗読をつづけることなら、私はそれを…