明日も目覚めるということ

毎日の授業もなく、定職もない生活をしていると、明日も明後日も下手をすると一週間後も同じ日を送るような気がしてくることがある。

寝る前に手帳を開いて、その週のページが真っ白だと、一日くらい目覚めなくても良いような気になることさえある。


だから、何かをする、という予定が、今の私にはとても大切なのだ。それを実感するために、手帳に小さなシールを貼る。
大好きな舞台や演奏会の緑色ならもちろん、電車に乗って大きめの本屋さんへ行く予定、好きなテレビ番組を見る予定、単発で入る仕事の青、就職試験や書類締切の赤、嫌いな検査の白でさえも、目に入るとなんだかほっとする。ああ、この日までは生きて、目覚めなくてはいけないのだ、と。
足りないと感じるのが、人と会う予定の黄色いシール。だから、誕生会などあれこれ理由をつけて誘ってくれる友達はありがたい。

明日もまた、生きるために目覚めよう。