本当のことは

「爆心地の話をつたえてくれる人は、いません。」
大江健三郎ヒロシマ・ノート』より。

ページをめくったら、この言葉。そうなのだ。
”爆心地200メートル以内にいた人達は、光を感じるまもなく即死したでしょう”との記述。どこかで読んだけれど、そんなことわからない。だって、誰も証言を聞いていないのだから。

歴史って、一番つたえたい人が伝えられないものなのかも。