風景印

ayameusui2006-10-06


風景印を、ご存知でしょうか・・・って、ご存知でしょうかなんて失礼ですね。
郵便を出す時に、ポストに入れずに窓口でお願いすると押してもらえる、郵便局に固有の消印です。この写真は、昨年の夏に宮島へ旅行した時のもの。記念に、自分宛にはがきを送ってしまいました。


もともとは、大学で茶道の先生に教えていただいたものです。卒業した先輩たちに出す手紙にはすべてこれを押してもらうことになっているので、本当に大変な思いをしました。けれど、卒業生になってみて一年に二度、大学最寄の郵便局の風景印を見るととても嬉しくなります。紙袋いっぱいの封筒を抱えて郵便局へ歩く、後輩たちの姿が思い浮かびます。

というわけで(?)友人に送る特別な手紙は家近くの郵便局に持って行って、風景印を押してもらうのです。と言っても、実は地元の風景印がどんなものなのだか私は知りません。だって、自分に手紙を出すことなんて旅先から、くらいしかありませんからね。


小学校の友人の一人に、一年に数回程度手紙のやり取りをする男の子がいます。いつもきれいな切手で送ってくれるので、私も彼への手紙には風景印を押してもらうようにしています・・・が。
実は、彼の名前は数年前に一部で売れた若手俳優さんと同姓同名(俳優さんの方は芸名ですが、彼は本名です)。漢字も同じ。数ヶ月に一回手紙を、しかも風景印で送るなんて、、、ファンレターだと思われはしないだろうか、とか勝手に恥ずかしくなっていました。
なにしろ小さな郵便局ですから、窓口のお姐さんにはいつもいつもお世話になっています。もちろん、書類を速達で送る時や切手を買う時も同じ方からです。
冷静に考えればその俳優さんもすべての方が知っているとは限りません。第一覚えていないでしょう、と。恥ずかしそうにしている方が怪しいぞ、と自分で突っ込んでみます。


えらくおかしな話になりました。風景印、まずは身近な局のものをもっと知りたいと思っているところです。