十月大歌舞伎 その4 千穐楽

『髪結新三』
ああ、楽しかった。幸せだった。


今、NHKきよしとこの夜』に勘太郎さんが出ていらっしゃいます。立派になったなぁ・・・。私が大人になったんだから、勘太郎さんも立派になられるはずです、はい。


あ、ロビーで落語家の桂歌丸さんをお見かけしました。普通の、ちょっとおしゃれでかっこいいおじ(い)さまでした。


終演後、”本日千穐楽”の垂れ幕を眺めて十月の名残を惜しもうと見上げたら、もうどちらも外されてしまっていました・・・。


そして今頃は、道具が悉皆片付けられた歌舞伎座の舞台で明日の藤間会の場当たり(?)中でしょうか。お芝居中にふと上を見上げたら藤の花が吊るされていたので、明日は『藤娘』がかかることを思い出しました。
今夜はちょっとがんばって、明日は思い切り楽しむぞ。今日以上に!


10月30日(月)追記

『髪結新三』
とある方のご好意で、前の方の席で観ることになりました。舞台上からも見えるだろうし一等席だから、服装にも気を使ったりして・・・。

  • やはり女形が好きなもので、その意味でお常をなさった吉之丞さんに目が行ってしまいました。手が細くて長くてやっぱり男性の手なのだな〜と思うのだけれど、その手で人をたしなめたり”手を合わせて拝ん”だりするものだから、素敵。目付きも例外でなく、お体の全体から上品な感じが漂っていました。こんな女将さんがいればお店はうまく行くのだろうし、こんな役者さんが脇を締めておられれば舞台もうまく行くのだろうな、と思いました。
  • お菊をされていた宗之助さん、お若い方なのかな*1? 初めてだと思うのですが、あの声どこかで聞いたことがあるような・・・。どなたかに似ているのかな?
  • 幸四郎さんの新三が一つ動くたびにものすごく色っぽくて驚いた。私は苦手だけれど、なるほどファンになる方の気持ちもわかるぞ・・・と。

以下、続きます。

*1:47年生まれ・・・うわ、若い。