信じられなくて、ごめんね

いつもなるべく綺麗な心でいようと思うのだけれど、そのためにはかなり自分をガードして生活している、みたい。傷付きたくないからね。


大学時代の友人から2年半ぶりに電話がかかってきたことがある。それは、嬉いことだった。とても仲が良かった、とは言えないが入学して一番にできた友達の一人、一緒に大人になった女性のひとりだから。まだ学生で頭と心をケアするのに精一杯の私には、社会に出て仕事をして、おしゃれな彼女は本当にきらきらして見えた。
けれど、彼女から最初にお誘いを受けた時に私が考えたのは、「何かの営業ではないだろうか」「宗教らしきものの勧誘ではないだろうか」ということだった。彼女がどんなつもりで突然電話をかけてきてくれたのかわからない。学生時代の彼女の行動パターンが思い出せない。それくらい、2年半という年月は大きかったのだ。
今考えるとその懸念は・・・あながち間違いではなかったかもしれない。でも、洋服のお店やお化粧品の講習会に連れて行ってくれたり、傾倒している年上の女性に会わせてくれたり。真実は、わからない。結局どの機会にも乗らなかった私に、今でも事あるごとに声をかけてくれている友人、そんな彼女を信じられない自分が、私はとっても悲しいと思うのだ。